2011/06/29

SCD-XE800 電源基板

デジタル出力改造とは関係ないが、SCD-XE800の電源基板の写真を載せておく。先行機のSCD-XE600と比べると、かなり贅沢な作りになっている。


2011/06/28

SCD-XE800 デジタル出力改造 #1

CDプレーヤを更新したくなって、SACDとDSDディスクに対応するSCD-XE800を購入したのが、今からおよそ半年前。改造してPCM/DSDトランスポートとして使うつもりだったが、意外と手間が掛かりそうだったのでしばらくお蔵入りさせていた。最近になってようやくやる気が出てきたので、着手するとともに、作業記録を残すことにした。

まずは、内部の様子から。

オーディオ回路周辺。
PCM/DSD信号は、SONYロゴのカスタムチップから出力され、そのままDACチップに入力されている。非常にシンプルな構成で、必要な信号を取り出すのも容易。
左下のわずかな面積に載っているのがアナログ回路(ポストLPF+ドライバ)。低級機だけあって、悲しくなるほどチープ。

PLL回路、DAC回路拡大。
PLLチップはSM8707E。映像系プレーヤーでよく使われる27MHzの基準クロックから、オーディオ系クロックを生成している。カスタムチップでは27MHzも使っているようなので、単純にオーディオ系クロックだけを用意して置き換えるのではだめっぽい。
DACチップにはDSD1751と書いてある。一般に販売されていないようでデータシートは公開されていないが、おそらくDSD1702とピン互換。
必要な信号のほとんどはチェックランドから取り出せる。各チェックランドから取り出せる信号は以下の通り。
PCM信号DSD信号
CL289PBCKCL287DBCK
CL290PDATACL279DSDL
CL291PLRCKCL288DSDR
PCMとDSDのどちらを再生しているかを示す信号はチェックランドにないが、写真右下の74LVX4053(9/10ピン)から取り出せる。